正確な収支管理はできていますか?
広告や制作に携わる企業様向けの販売管理システムとは

販売管理システムの特徴や機能

少し前までの広告業界では、外注費や人件費などの原価の管理が煩雑で、案件ベースの収支も正確に把握することは難しく、いわゆる「どんぶり勘定」になりがちでした。
担当者にしかわからない業務も多く、属人化されていた面もあるかと思います。

しかし、時代や経営環境の変化により、「正確な収支管理」が広告業でも求められるようになりました。
では「正確な収支管理」とは何でしょう。
また、どんなことが必要なのでしょうか。
本コラムでは不安定な時代を切り抜くために必要な「正確な収支管理」を行う販売管理システムの特徴や機能をご紹介してまいります。

目次
1.正確な収支管理とは
2.広告業の原価
3.正確な収支管理に必要な販売管理システムの機能とは
4.広告業向けの販売管理システムに求められる機能とは
5.まとめ

1.正確な収支管理とは

正確な収支管理を行う販売管理システムの特徴・機能

収支に必要な情報は「売上」と「原価」です。
「売上」-「原価」で収支が算出されますが、「売上」と「原価」の情報に誤りがあれば正確な収支は算出されません。

冒頭でも記載しましたが、広告業や制作業などの案件ベースのビジネスの場合、
「原価」の情報が煩雑になりやすいです。
その理由は、人件費の割合が多いことと、複数の原価を管理できるシステムを使用していないことが挙げられます。

正確な収支管理を行うために広告業の原価の種類や管理方法を、次の章よりご紹介してまいります。

2.広告業の原価

正しい原価情報を把握するために、広告業や制作業のような案件ベースのビジネスに関わる原価を確認していきます。

・外注費
案件を進めるにあたり、協力会社や個人に外部委託した際の費用。

・人件費
案件に直接関わったスタッフの給与。
例えば自社でデザイン制作を行っている等。

・経費
案件を進める際に関わる、交通費や交際費等。
案件に関わっていることが不可欠。

・媒体原価
広告を取り扱う企業様では必要な原価。
媒体社やグロス、マージン率、ネット。

主に4種類ですが、例えばポスターを制作する場合は、
A社にデザイン、B社に印刷といったように複数社に対しての外注費がかかることもあります。同じ種類(外注費)の原価であっても様々な原価が紐づくということです。



3.正確な収支管理に必要な販売管理システムの機能とは

正確な収支管理を行う販売管理システムの特徴・機能とは

広告業や制作業などの案件ベースのビジネスでは、原価が複数発生することが分かりました。
しかし、この中には管理しにくい原価があるのです。

それは、原価管理が煩雑になりやすい理由でもある「人件費」です。
人件費は、目に見えない「時間」を管理しなければならなく、個人ごと案件に紐づけて管理している企業様は多くありません。
個人の稼働原価を紐づけていない場合、対外的に出ていくお金が少ないため
利益が出ているように見えますが、稼働原価を加味すると実際は赤字になっている、
というケースも考えられます。

この人件費管理の課題を解決するために販売管理システムには「稼働管理」という機能があります。
個人が、どの案件に、どれくらい工数をかけたのか、が分かる機能です。
案件の正確な収支管理もできますし、誰にどのくらい負担がかかっているのかなど、業務の可視化も行うことができるので業務効率化にもつながります。
稼働管理を行うことで様々なメリットがあるのですが、ここでは紹介しきれないので、
詳細を知りたい方はこちらより資料をダウンロードお願いします。



4.広告業向けの販売管理システムに求められる機能とは

広告業向けの販売管理システムに求められる機能とは

複数の原価が発生するため、広告業や制作業などの業種ではそれらの管理が必要だと何度もご紹介してまいりました。
では、外注費や人件費などの費用を管理するためにはどのような販売管理システムの機能があると良いのでしょうか。

①案件(プロジェクト):売上:原価を1:n:nで登録・管理ができること
前述した人件費も管理ができると「正確な収支管理」に繋がります。
また、売上に対する原価を紐づけることにより、詳細な収支状況の把握や今後の経営方針にも役立てることもできるのです。

②年間契約・定期的な案件に対応
広告業では年間契約や定期的に発生する案件があります。
その場合でも期間ごとに売上と原価を管理できることが望まれます。

③媒体の管理
広告の取り扱いがある企業様では、媒体の管理ができるかどうか、ということも重要なポイントです。
媒体の管理項目がシステムに搭載されておらず、別でExcel管理を行う場合は案件の収支を把握するために手間がかかるためおすすめはできません。
リアルタイムで収支を把握できるように1つのシステムで収支管理を行って参りましょう。


5.まとめ

先の見えない時代だからこそ、経営環境を整えていきたいですね。
そのためには、案件ごとの収支管理を正しく行うことがとても重要です。
・原価は正確に把握できていますか?
・複数の売上や原価を管理ができるシステムはございますか?

広告業や制作業などの案件ベースのビジネスでは、業務フローが他と異なることが多いかと思います。
特別な業務フローに対応した販売管理システムを提供しておりますので、
お困りごとなどございましたらお気兼ねなくお問い合わせくださいませ。

【関連ページ】
>>クラウド版の販売管理システムの導入を考えています。メリット・デメリットを教えてください。



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