販売管理システムとは?
機能・メリット・選定ポイントを徹底解説
Excelでのデータ管理に限界、業務効率化のためにシステムを導入したいけど販売管理システムって何?
販売管理システムってたくさんある!どれを選んだらいいんだろう。
このように、販売管理システムの導入を導入コストや機能面から比較検討してみたものの、ネット上の無数にある情報で混乱してしまう、なんてことはありませんか?
そんな販売管理システムを探している方へ、販売管理システムとは何か、また選定のポイントをご紹介してまいります。
1.販売管理とは
販売管理システムとは、簡単にいうと「業務を効率化するシステム」です。
自社のサービスや製品を販売する際は、
・どこに(クライアント)
・どれくらい(数)
・いくら(金額)
・いつ(納品日)
といった情報を管理する必要があります。
それだけではなく、見積書や請求書の作成、入金管理等も行いますね。
この受注業務から入金業務までの一連の業務フローの管理をシステムで行うことができるのが、販売管理システムです。
販売管理システムの主な機能は受注・発注、入荷・出荷、売上・請求・入金などで、
登録したデータをもとに、実績を見たり分析に用いることもできます。
【関連ページ】
>広告業の販売・収支管理とは?広告管理と一元化するメリットを解説
2.販売管理システムの主な機能
販売管理システムは、売上を記録するだけでなく、商取引に関わる一連のプロセスを網羅して管理できます。「販売管理システムの機能」として一般的に備わっている代表的な機能は以下の通りです。
① 受注管理機能
見積から受注、出荷、売上までの進捗を一元管理し、情報の共有漏れや対応遅れを防ぎます。
② 見積書・請求書作成機能
テンプレート活用や自動計算により、取引先に応じた書類作成・出力を迅速化し、事務コストを削減します。
③ 売上管理機能
日々の売上データを自動集計し、担当者別・商品別の成績をリアルタイムに可視化して迅速な経営判断を支援します。
④ 仕入・発注管理機能
発注書の作成から入荷実績、支払い予定までを管理し、適正な在庫維持と調達ミス・納期遅延を防止します。
⑤ 入金・債権管理機能
入金予定の自動計算や消込処理を簡略化し、資金繰りの精度向上と売掛金の回収漏れを防ぎます。
⑥ 帳票出力・レポート機能
売上・仕入帳票や利益分析レポートをPDF/Excel等で即座に出力でき、資料作成の手間を減らして戦略分析をサポートします。
⑦ マスタ管理機能
商品単価や取引先情報などの基幹データを一元管理し、全社で常に正確な最新データを共有できる土台を作ります。
⑧ 外部連携(会計システム等)機能
会計ソフトやCRM/SFA等とCSVやAPIでデータ連携し、手入力による二重の手間や人為的ミスを撲滅します。
3.販売管理システムを導入するメリット
なぜ、多くの企業が販売管理システムを導入しているのでしょうか。販売管理システム導入のメリットは以下の通りです。
① 業務効率化とコストの削減
Excel管理の場合、「見積書」「受注票」「請求書」をそれぞれ別のシートやファイルで作成し、その都度同じ情報を手入力(転記)することが多く、多くの時間と手間がかかります。 システムを導入すれば、最初に入力したデータがそのまま請求書や売上データに自動連動するため、日々の事務作業にかかる工数を劇的に減らし、業務効率化と人件費などのコスト削減に直結します。
② 属人化の排除と人為的ミスの削減
「担当者のパソコンを確認しないと業務の進捗がわからない」といった情報の属人化を排除し、チーム全員が同じ手順で正確に業務を行えるよう標準化できます。また、手入力による二重の手間がなくなるため、転記ミスや請求漏れといった人為的なミスを大幅に削減できます。
③ データの一元管理と迅速な経営判断
各部署や担当者ごとにバラバラのファイルで管理されていたデータが一元化されるため、「今月の売上進捗はどうか」「どの案件の利益率が高い(低い)のか」といった経営データがリアルタイムで集計されます。必要な指標を即座に可視化できるため、現状を正確に把握した上で、次の経営戦略の検討やスピーディーな意思決定が可能になります。
4.販売管理システム選定のポイント
販売管理システムの中にも様々な種類があります。どんな販売管理システムを選んだらいいのか悩んでしまうのも、種類や機能が多いからかもしれませんね。販売管理システムを選定する際のポイントを2点ご紹介します。
販売管理システム選定ポイント①:自社の業種に合っているか
一番重要なポイントは、自社の業種に合ったシステムなのか、ということです。また、システム会社が自社の業界に詳しいか、というのもシステム選定のポイントでもあります。
自社の業種と合っていないシステムでは必要な機能が備わっておらず、無駄なコストがかかってしまったり、そもそも業務効率化に繋がらなかったり。業界への知識が乏しいと話が通じず、思った機能を搭載することが難しいケースもあります。
自社の業種ではどんな機能が必要なのか、検討する際には、事前に要件を整理することを推奨します。
販売管理システム選定ポイント②:パッケージ型か?スクラッチ型か?
販売管理システムの導入を検討する際、導入コストや時期がある程度決まっていると思います。そのコストや時期を左右するのがパッケージ型か、それともスクラッチ型かという点です。また、パッケージ型でもカスタマイズを施した、いわばセミオーダーのようなシステムもあります。それぞれの違いを確認して、自社にマッチしているシステムを選定しましょう。
| システムタイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| パッケージ型 | ・短期で導入をしたい ・自社の業務が、業界的に一般的である |
・短期間でシステム導入が可能 ・初期導入費用が安価 |
・スクラッチ型に比べカスタマイズの自由度は下がる ・業務フローを一部変更する必要がある |
| スクラッチ型 | ・導入まで期間の余裕がある ・自社の業務が、業界的に特殊である |
・自社が望む機能を作ることができる ・自社の業務フローをもとにしているので、導入後の負荷が軽い |
・初期導入費用が高額になる ・導入までに長い期間必要 |
| パッケージ型 (カスタマイズ) |
・業界基準の業務フローに合わせつつ、自社独自の業務フローを保つことができる | ・スクラッチ型に比べ初期費用を抑えることができる ・自社独自の機能を搭載できる |
・パッケージ型に比べ、初期費用や導入までの期間がかかる |
システム選定について2点ご紹介しました。
一番重要なのは①自社の業種に合っていることです。
その点を踏まえ、②パッケージ型かスクラッチ型かを自社の基準に沿い選定していきましょう。
【関連ページ】
>交通広告代理店様向け 販売管理システム導入の際に求められる機能
>販売管理とは?業務フローや生産管理との違い、システム導入のメリットを徹底解説
5.広告業向けの販売管理システムの特徴
販売管理システムを選ぶ際は業界にフィットしていることがポイントであると解説しました。これは、業種によって必要な販売管理システムの機能が異なるためです。例えば物販であれば在庫管理、建築系であれば工数管理が必要です。
案件ベースで収支を把握する広告業では、複数の売上や原価の管理が必要です。しかしながら、現在使用している販売管理システムにこの機能がなく、課題を感じている企業が多いのが現状です。
通常のシステムですと売上と原価を1対1で管理することが多く、販売管理システムとは別にExcelや他のシステムを併用されている企業も少なくありません。その場合、二重入力の発生により業務効率化が阻害されるだけでなく、案件ごとの収支管理ができず、いつの間にか赤字案件になっているといったリスクも起こり得ます。
この「1つの案件に対して、複数の売上や原価(媒体費・制作費など)を紐づけて一元管理できる」というのが、広告業向けの販売管理システムにおける極めて重要な特徴です。
6.広告業向け販売管理システムに関するよくある質問(FAQ)
ここでは、広告業の販売管理システムに関して、企業のご担当者様からよく寄せられる疑問についてお答えします。
導入までにどれくらいの期間がかかりますか?
-
カスタマイズを行わない標準機能(ノンカスタマイズ)での導入の場合、最短2〜3ヶ月ほどの期間で運用を開始されるケースが多いです。自社独自の業務フローに合わせて機能を調整するカスタマイズを行う場合は、要件定義から開発・テストを含めて半年〜1年ほどの導入期間をいただいております。
Excel管理からの移行は大変ですか?
-
現在お使いのExcelデータ(顧客リストや仕入先マスタなど)をCSV形式で一括インポートすることで、初期設定の手間を大幅に削減できます。データの移行作業は現在の業務フローを見直す良い機会でもあります。当社(サイネット)では、広告業界の商習慣を熟知した専門スタッフが導入からデータ移行、運用の定着まで手厚くサポートいたしますのでご安心ください。
提供形態は「クラウド型」と「オンプレミス型」のどちらが良いですか?
-
システムの提供形態には、インターネット経由で利用する「クラウド型」と、自社でサーバーを構築・管理する「オンプレミス型」の2つがあります。
一般的に、独自のカスタマイズや強固な社内セキュリティを重視する場合はオンプレミス型、
初期費用を抑えてどこからでもアクセスできる手軽さを求める場合はクラウド型が選ばれる傾向にあります。
ADMANでは、オンプレミス型で重視される「高いセキュリティ水準」や「柔軟な設定機能」をカバーしつつ、クラウド型ならではのメリットを最大限に活かしたサービスをご提供しております。
サーバー維持管理の負担をなくし、リモートワークにも最適な環境を、安心のセキュリティ体制でスムーズに導入していただけます。
7.まとめ
今回は、販売管理システムの基本概念から導入メリット、選定のポイントまでを解説しました。重要な要点は以下の3点です。
1.販売管理システムとは、見積から入金までのお金と業務の流れを一元管理し、全体の効率化を図るシステム
2.導入により、事務作業の効率化やコスト削減、属人化・人為的ミスの解消、リアルタイムな経営データの可視化が実現する
3.選定の際は、コストや納期だけでなく「自社の業種や商習慣に適合しているか」が最も重要な判断基準となる
自社の業務プロセスに最適なシステムを導入することは、バックオフィスの負担軽減にとどまりません。手作業や二重入力の削減によって生まれたリソースを、よりクリエイティブな提案や戦略的な営業活動へとシフトさせ、企業のさらなる成長へとつなげることができます。
本記事が、貴社における最適なシステム選定の一助となれば幸いです。
【関連ページ】
>広告業の販売・収支管理とは?広告管理と一元化するメリットを解説
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