月次決算早期化を実現するために、社内システムの見直しをしようと考えています。
注意点を教えてください。

月次決算を早期化することは、企業の経営者から強く求められる重要な課題です。
まずは貴社の社内システム見直しを検討する前に、確認すべきことがいくつかあります。

そもそも前提として、月次決算を早期化することの必要性や強く求められる理由は何でしょうか。
そして貴社は本当に月次決算の早期化にあたり社内システムを見直す必要があるのでしょうか。
月次決算の早期化が求められる理由や必要性、月次決算が遅れる理由、注意点を以下にご案内いたします。

1.月次決算を早期化することが強く求められるのはなぜか。
また月次決算を早期化するメリットとは。

月次決算早期化が求められる理由は大きく分けて3つ考えられます。

  • 1)業績の現状把握と経営対策の考案・実施ができるため
  • 2)目標予算と実績との差異を把握できるため
  • 3)資金繰り計画の目安となるため

業績の現状把握と経営対策の考案・実施ができる

月次決算が早期に完了することで、当該月の実績や予算達成状況を経営者はいち早く確認することができます。
仮に、事前予測よりも実績が振るわなかった場合、予測と実績の差異を確認の上、
適切な対応策を考案・実施することで経営状況にテコ入れをすることが可能になります。

目標予算と実績のとの差異を把握できる

企業は毎年、前年度の実績数字や、今後見込まれる数字をもとに目標予算を作成します。
しかし景気動向の変化によって目標予算と実績に大きな乖離が発生する場合には、
予算修正や対策の実施を求められるため、月次決算の早期化が求められます。

資金繰り計画の目安となる

経営を安定させるには、お金の流れがスムーズである必要があります。
月次決算が早期化されることにより、1ヵ月後、数か月後、あるいは1年後の資金繰りに問題が無いか、
社内外への投資タイミングを見極める、重要な判断材料となります。

上記の理由から月次決算の早期化が、強く求められることになります。

2.月次決算業務が遅れる理由について

当社にご相談をいただいた企業様のお話を伺うと、月次決算業務にて、以下の問題点を事例としてよく伺います。

  • 1)営業部門から経理部門、または管理部門へ業績報告が遅れる
  • 2)社内のルール(締め日や締めの基準)が明確になっていない
  • 3)売上と原価を管理するシステム、仕組みが分かれている
  • 4)個々の担当者がExcel等で業績情報を個別に管理していて、集計に時間を要する
  • 5)各営業部署・部門から共有される売上表、原価表の集計に時間を要する
  • 6)導入しているシステムが、実際の業務にあっていない
  • 7)月末の時点でも原価の金額が決まらない

貴社の月次決算業務のご状況はいかがでしょうか。

注意点として月次決算が遅れる原因が、1)や2)であった場合、既存システムの入替をご検討される前に、
社内のルールを見直す必要があります。
また社内ルールの制定と一緒に、各部門の責任と役割の範囲を明確にする必要があります。

月次決算業務が早く終わる企業様の多くは、以下の特徴をお持ちであるケースが多く見受けられます。

  • ・営業部と経理部の責任範囲が明確になっている
  • ・経理部が制定したルールを、営業部に守ってもらえる様に、説明と確認を徹底していること

月次決算が遅れる原因が3)~6)であった場合、自社の業務に合ったシステムを導入し、
適切な運用をすることで解決に近づいていきます。

販売管理システムを導入する1つのメリットは、月の途中でも当月の売上・原価、計上予定の金額が計算されること。
また将来見込まれる金額に関しても、登録された内容をもとに数字を計算してくれることです。
結果、月の半ばでも月末の予測を確認することで、実績着地点の予測をつけ、対策を早期に考案することができます。

より詳細な情報をご希望される場合は、当社webサイトお問い合わせフォーム、メール、お電話にてお気軽にお問合せ下さい。
当社営業担当より、ご案内をいたします。

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