月次決算の早期化
企業活動を行ううえで自社の月次決算を早期化することは経営課題であると共に、
経営者から強く求められる重要な課題であるといえます。
弊社のお客様でも月次処理の遅れについてのお悩みを伺うことが多く、
月次処理のスピードアップは最優先で解決をしたい課題です。
月次決算を早期化するためには、月次処理を遅らせている問題を発見し、その解決を行うことが重要です。
なぜ月次処理が遅れるのか?
月次決算が遅れている企業様のお話を伺うと次のような問題点をよく伺います。
- ①営業部から経理部への報告が遅れる。
- ②社内の締めのルール(締め日や締めの基準)が不明確
- ③売上と原価を管理システム仕組みが分かれている。
- ④システム未使用。Excel等で個別に管理していて集計に時間がかかる。
- ⑤各営業部門から送られてくる売上表や原価表のとりまとめに時間がかかる
- ⑥導入しているシステムが実際の業務にあっていない。
- ⑦月末になっても原価の金額が決まらない。(外注先から請求書がこない。)
責任と役割の認識
上記の問題の中で、①②については、社内の締めの基準や締め日のルールを見直す必要があります。
またルール化とともに各部の責任と役割を明確にする必要もあります。
月次決算が早い企業様の共通する特徴として、経理部と営業部の責任範囲が明確になっていることと経理部が営業部にルールを守ってもらうことに対して、説明と確認を設定していることが挙げられます。
自社にあった適切なシステムの導入
③~⑥については、自社の業務にあったシステムを導入し、そのシステムを使っていくことで解決に近づいていきます。
販売管理システムを入れるメリットの一つは、月中でも当月の売上・原価の計上見込金額が計算され、また将来の見込み金額についても入力された内容をもとに計算してくれることです。
月中に月末の予測を見ることで着地点の予測がつくため、対策を早期に考えることができます。
弊社のシステムAPLEX/ADMANでも月中の情報を「計上予定一覧」という帳票で確認ができます。
この帳票では、得意先別、担当別、担当部署別での集計も行っているため
- ・「今月自分(自分の部署)でいくら売上/原価が計上される予定か?
- ・今月売上計上予定のもので請求書は発行されているか?
- ・原価はどの会社にいくら発生したのか?
等を見ることができます。
月末にシステムの締め処理を行うことで、この帳票が「計上実績一覧」に変わりますので、月中での予測値と実際の計上確定金額を見比べることもできます。
着地点を早期に把握することで対策を検討できますので、とても大事な帳票です。
この他にも様々な視点で分析を行うための帳票やデータを用意しております。
その他ADMANで実現できること
-
プロジェクト別損益
実際の取引に応じた売上/原価の管理をすることで正確なプロジェクト損益を管理することができます。
-
見込管理
見込管理においてステータス別、受注確度別の登録を行うことで見込案件の数値予測を実現します。
-
業務の一元管理
見込管理、受注管理から売上・請求・入金管理・原価管理・支払管理等の業務の一元管理を行います。
-
自由度の高い請求書作成
クライアントの要望に合わせて自由度の高い請求書の作成・発行が可能になります。
-
稼働工数計算
内装コストを正確に把握するための稼働工数の管理を行うことでより正確なプロジェクト損益管理が可能となります。
-
月次決算の早期化
経営管理において重要な決算業務/月次の処理を早期化することでより迅速で適切な経営判断が実現します。
-
媒体の売上管理
広告業界向けに「媒体」の売上の原価の管理を個別に行います。
-
BI ツールとの連携 (DataNature)
データを有効活用するためにBI ツールとの連携をする例です。 DataNatureの活用についてご説明させていただきます。